首都圏に雪が降った土曜は、OB・Y君と新宿ピットイン主催、ニューイヤージャズフェスティバルに行ってきました。そのレポートを。

12:30 ファミリーマートで前夜番号間違えて出なかった紙発券に成功
13:00 出発。雪のため湘南新宿ライナー運休で一本遅れ。空いた車内、ビールとともに1時間半
14:30 新宿到着。桂花、太肉麺で腹ごしらえの後、三平ストアでウィスキーを買って厚生年金会館へ
13:15 到着。しまった、すでにメインの1組で毎年1度はみている

渋さ知らズ が演奏中。1組目、持ち時間少ないというハンデの中それなり。『本多工務店のテーマ』ほかお決まりの曲をやらなかったのは“ヨーロッパバージョン”なのか。2月のNHK・FMライブビートにも行こうと企んでいるのでその時に確認

●三好“3吉”功郎 スペシャル・ユニット。疲れで少し寝てしまったが、村上“PONTA”秀一(Ds)と仙波清彦(Per)の叩き合いが圧巻

梅津和時 KIKI BAND。若い頃にみたRCサクセションといっしょの生活向上委員会以来。非常にロックっぽく、シャープでダイナミックな大人の演奏
いったん出て雪の中少し歩いたMという店でビール2杯ずつとつまみ1品ずつ。これで3800円は高く、後にY君と当日唯一の失敗と認定

●Pain Killer。戻ったらすでに始まっていて2曲か3曲しかきけず、もっとききたっかたがしかたなし。いや、ハード、ハード。ジョン・ゾーンビル・ラズウェルも恐ろしくかっこいい

大友良英 ニュー・ジャズ・オーケストラ。メインの1組。初めからいきなりの『ユリイカ』で、早くも彼らの世界にのめり込む。圧巻はやはり『真夜中の静かな……』か。途中、外国人らしき観客からの掛け声にコンダクトの大友が一瞬にらんだ後、それから掛け声に合わせてオーケストラを操っていった流れは至福の音楽時間。昨年のライブビート以来だったが、あれだけの人数が不似合いに静かな音を奏で、その緊張感が会場全体に広がっていく。それがこの上なく気持ちよく、本当にまたすぐに身を浸したくなる素晴らしいパフォーマンス。仕事が終わるとさっさとたかたか帰っていくカヒミ・カリイのキュートさ、大友の実直なMCはいつも通りの味わい。Y君とこれだけでチケット6000円中、4000円以上の価値と確認

室内楽団 八向山。山下洋輔を生でみるのは初めて。これ以上足せも引けもしないといった感じの前衛ジャズは、老舗の風格とほとばしる若さが共存

というわけで、この日は前衛的なラインナップだったよう。次から次へとききどころだらけのミュージシャンが出てくるのは、まさにフェスティバル。音楽をきく喜びを満喫しました。
帰りは西口しょんべん横丁の焼き鳥屋に。最終で駅に帰ると、北埼玉の雪はもう乾いて空っ風。いやあ、いい土曜日でした。